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FPT情報通信 [FPT]は・・・ベトナムを代表する情報技術会社。
販売代理店1,500ヶ所を擁する。海外向けソフトウェア開発および
携帯電話、サーバー、コンピューターなどの情報通信技術製品販売において
全国シェア第1位・・・

＜その他掲載銘柄＞

ハウザン製薬[DHG]、ビングループ[VIC] 、マサンインベストメントグループ[MSN]、
ペトロベトナム・ドリリング[PVD]、ホーチミン市インフラ投資[CII]、
ビンミン・プラスチック[BMP]、フーニュアン・ジュエリー[PNJ]、ダナンゴムタイヤ[DRC]、
ダットサイングループ[DXG]、軍隊商業銀行[MBB]、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]、
ベトコムバンク[VCB]、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ベトインバンク[CTG]、
ペトロベトナム・ドリリング[PVD]

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CONTENTS
 
01. 2月の貿易収支、▲1.9億USDの赤字に―年初2か月は黒字維持  
02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
     特集（2016年3月14日～2016年3月20日）  
03. 噂のうわさ話
   　ティエンフォン・プラスチック[NTP]
04. サイゴン・街角風景　　
  　「1杯で2つの喉ごしを楽しめる麺」

  税関総局が発表した統計データによると、2016年2月の輸出額は
前月比▲24.4％減の100億9900万USD(約1兆1512億円)、輸入額は
同▲18.3％減の102億8900万USD(約1兆1729億円)だった。
これにより、2月の貿易収支は▲1億9000万USD(約217億円)の
赤字となる。前月の貿易収支は7億6600万USD(約873億円)の黒字だった。

  2月はテト(旧正月)の長期休業にあたったため、輸出額、
輸入額共に前月に比べ大幅に減少した。但し、年初2か月の
輸出額は前年同期比+3.0％増の236億8300万USD(約2兆6999億円)、
輸入額は同▲5.7％減の230億0800万USD(約2兆6229億円)。
これにより、年初2か月の貿易収支は6億7500万USD(約770億円)の
黒字となっている。


 
  年初2か月の輸出額のうち、品目別で金額が最も大きかったのは、
｢携帯電話・部品｣の47億0816万USD(約5370億円)で、前年同期比で
+13.0％増加。続いて、◇衣料・織物、◇コンピューター・電子製品・部品、
◇履物、◇機械・設備・部品、◇材木・木工品、◇車両・部品、
◇水産物などとなっている。

  一方、輸入額が最も大きかった品目は、「コンピューター・電子製品・部品」の
38億9287万USD(約4440億円)で、前年同期比+9.2％増加。続いて、
◇機械・設備・部品、◇携帯電話・部品、◇各種織物、◇鉄鋼、
◇原料樹脂、◇縫製品・皮革製品用原料・副原料、◇その他金属、
◇プラスチック製品、◇石油・ガソリン、◇化学品などの順だった。

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このコーナーでは、前週のベトナム株・経済情報（www.viet-kabu.com）の 
アクセス数の多かった記事を紹介いたします。

1 位 FPT情報通信、16年現金配当2000VND実施へ― 1割増益見込む
[2016/03/17 13:17 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/160317114350.html

  FPT情報通信[FPT](FPT Holdings)の取締役会は、31日に
開催する定時株主総会に、2015年配当を額面比35％で実施する案を
提出する。このうち、現金配当が額面比20％(2000VND＝約10.2円)、
株式配当が額面比15％となる。

  同社は2015年中に、現金配当を額面比10％(1000VND＝約5.1円)で
実施しており、残りの10％は2016年第2四半期中に支払われる。
これと同時に株式配当も実施される予定だ。

  2016年配当については、現金配当を額面比20％(2000VND＝約10.2円)で
実施する計画。同年事業計画では、売上高が前年比+14.5％増の
45兆7960億VND(約2340億円)、税引前利益が同+10.5％増の
3兆1510億VND(約160億円)の増収増益と予想されている。

  中でも、卸売・小売及び技術部門(ソフトウェア開発、
システムインテグレーション、ITサービス)の2事業が業績成長への
主な原動力となる見通しで、2016年におけるこの2事業の伸び率は
+20％以上と見込まれている。


2 位 FPT情報通信、年末にも小売部門売却へ―推定売却額2.7兆VND 
[2016/03/18 12:59 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/160318122138.html

  アジア経済ニュース英文サイト「Nikkei Asian Review」(asia.nikkei.com)によると、
FPT情報通信[FPT](FPT Holdings)は2016年末にも卸売・小売部門を売却し、
技術及び通信の主要2事業に注力するという。

  メイバンクキムエン証券(Maybank Kim Eng Securities＝MBKE)アナリストの
レ・ホン・リエン女史によると、FPTが卸売・小売部門を売却した場合、同部門の
売上高や利益、店舗数のデーターに基くと、その取引総額は2兆3000億～
2兆7000億VND(約116～136億円)になる計算だ。FPTはこの売却益を
技術インフラ整備や新たな通信サービスの開発に充てていくものと見られている。

  電子機器販売店「FPTショップ(FPT Shop)」及びアップル製品専門店
「Fスタジオ(F.Studio)」による2015年売上高は、前年の2.5倍相当の
7兆8300億VND(約390億円)へと成長し、FPTの売上高全体の19.6％を
占めた。また、税引前利益は同4.4倍にあたる1800億VND(約9億円)で、
FPTの利益全体の6.2％を占めている。

  FPTのチュオン・ザ・ビン会長は2015年定時株主総会で、卸売・小売部門の
売却計画に言及している。ビン会長は、「卸売・小売部門は大きく成長しているが、
業績全体に占める割合は縮小している。長期的には卸売・小売分野の
競争が激しくなることが予想されており、技術事業ほどの伸びは見込めない。
高成長を遂げているうちに同部門を売却すれば高い利益を得られる」と述べた。

  これに先立ち、 FPTショップ(FPT Shop)の代表者がICTニュースの
インタビューに対し、FPTショップの更なる発展を後押しすべく、
小売に関する経験が豊富で資金力のある投資家をパートナーとする計画が
あることを明らかにした。これは、規模拡大を目的に他の小売業者の
買収・合併(M&A)を模索しているテーゾイジードン投資[MWG]
(Mobile World Investment)にとって絶好のチャンスと見られている。


3 位 ホアファット鉄鋼G、15年配当を額面比30％で実施へ―16年業績見通し控えめの設定
[2016/03/16 13:32 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/160316010227.html

  ホアファット鉄鋼グループ[HPG](Hoa Phat Group)が31日に
開催する定時株主総会へ提出する2016年事業計画によると、売上高は
前年比+2％増の28兆VND(約1430億円)、税引後利益は同▲8.7％減の
3兆2000億VND(約163億円)と、控えめな設定になっている。

  また、HPGは第2四半期中に2015年配当を実施。現金配当が
額面比15％(1500VND＝約7.7円)、株式配当が額面比15％となる。
また、2016年配当は額面比30％で実施する予定だ。

  一方、ホーチミン市証券[HCM](Ho Chi Minh Securities)はHPGの
2016年業績見通しをもっと楽観視しており、売上高が前年比+5.9％増の
29兆0790億VND(約1480億円)、税引後利益が同+1.8％増の
3兆5670億VND(約182億円)の増収増益になると予想している。

  2016年売上高のうち、鉄鋼販売による売上高が同+9.3％増の
23兆7350億VND(約1200億円)、畜産飼料による売上高が
同+30.8％増の1兆7000億VND(約87億円)で、その他の
分野による売上高も伸び率は+7％～10％となる見通し。
但し、今年は不動産事業からの売上高計上はない。

  2016年の1株当たり利益(EPS)は3998VND(約20.4円)。
これに基づく2016年株価収益率(PER)は6.5倍となる。

  HCMは、鉄鋼の平均販売価格が底を打ったこと、新たな製鋼工場が
第2四半期中に稼動し、年産能力が+60％増加すること、
海外から輸入されるビレット(鋼片)及び棒鋼が緊急関税(セーフガード)
措置を適用されていることを踏まえ、HPGの業績は改善するとし、
HPG株の投資評価を「買い(Buy)」で据え置いた。

※くれぐれもお取り扱いにご注意ください！！
現地投資家は何を考え、何に基づいて投資をするのか？
いろいろと推察しながら、しかし、あくまでも「噂として」お楽しみください。
 
※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、
毎週有料会員向けに配信しているメールマガジン「ベトナム株・経済情報」の
過去記事をご提供いただいたものから「ベトナム株・経済情報」が独自に選んだ、
おもしろい噂を組み合わせて掲載しています。

●グローバルリンクアドバイザーズ株式会社については、こちらをご覧下さい。
http://www.gladv.co.jp/members/vietnam/index.html
●「ベトナム株通信」については、こちらをご覧下さ い。
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ベトナム現地投資家のうわさ話・ティエンフォン・プラスチック[NTP]・の巻！

(2016年03月23日 発行ベトナム株通信 第2807号)
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■■■ティエンフォン・プラスチック[NTP]■■■

  ティエンフォン・プラスチック[NTP]が26日開催の定時株主総会へ
提出する2016年事業計画によると、売上高は前年比+10％増の
3兆9000億VND(約196億円)、税引前利益は同+7％増の4150億VND
(約21億円)の増収増益の見通しだ。

  2016年第1四半期の業績は、売上高が年間計画の
18.6％にあたる7250億VND(約37億4000万円)、税引前利益が
同18.1％にあたる750億VND(約3億8000万円)となる見込み。

  2015年業績は、売上高が前年比+22％増の3兆5590億VND
(約180億円)で、年間計画を11％上回った。税引前利益は
同+13％増の4120億VND(約20億7000万円)で、年間計画を
7％上回っている。また、同年の投資総額は、年間計画の
96％にあたる2843億VND(約14億3000万円)で、ほぼ計画通りだった。

  また、同社は、ナムサオプラスチック商業(Five Star Plastic)を
吸収合併する案を定時株主総会へ提出する。ナムサオプラスチック商業は
資本金210億VND(約1億0600万円)で、プラスチック製品の生産販売や
建設業などを手掛けている。合併後、NTPはナムサオプラスチック商業の
保有地で高密度ポリエチレン(HDPE)管やランダムポリプロピレン(PPR)管を
生産する工場を建設する計画。2017年末までに完成する見込み。

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毎週、スタッフの持ち回りでお届けする「サイゴン・街角風景」。
今週はコンボービエン(ジュゴン)より、「1杯で2つの喉ごしを楽しめる麺」を紹介します。

日本ではベトナムの米麺「フォー」がインスタントになって販売されており、
「ベトナムの麺＝フォー」のイメージがすっかり定着していることと思います。
でも、ベトナムではフォー以外にも麺の種類がものすごく豊富なんです。
そんな中でも、日本ではまだあまり知られていない
「フーティエウミー（hu tieu mi）」という汁麺を紹介したいと思います。

フォーはベトナム北部を代表する汁麺で、現在は全国的に食べられていますが、
南部らしい汁麺といえば「フーティエウ」という麺で、
南部の人はフォーよりずっと口にする機会が多いように思います。

フーティエウもフォーも、水につけた米をすり潰した液体を
クレープ状に蒸し上げたあと、裁断して麺にするのですが、
フォーが蒸し上げた柔らかい状態で麺にするのに対し、
フーティエウは蒸し上げた後一旦天日で乾かしてから裁断するため、
フォーにはないコシがあるのが特徴です。
おそらく、コシを重視する日本人には、フォーよりフーティエウのほうが
好まれるように思います。

さて、そのフーティエウ、もちろんフーティウだけを使った麺料理もありますが、
ここで紹介したいのは、フーティウの麺とラーメン（mi）の2つを
一つの丼に入れてしまった麺料理「フーティエウミー」。
2つの麺の名前をくっつけたものが料理名になっています。



こちらがそのフーティエウミー。
一杯で米麺とラーメンが同時に味わえてしまいます。
日本で2つの麺を一つの料理として扱うことはまずないように思いますし、
中国やその他の国でもあまりないのではないでしょうか。

ラーメンは中国から来たものですが、
実はフーティウも、元を正せば中国からベトナムに入ってきて、
それがカンボジアに伝わって変化し、
更にカンボジアから再度ベトナムに入ってきたもの。
日本のラーメンが日本の料理であるように、
このフーティエウもミーも、すっかりベトナム料理になっています。

外国の文化を上手に取り入れながら自分たち流にアレンジするというだけでなく、
おいしければ2つの麺を一度に味わってしまおう、という、
ちょっと欲張りなベトナムらしい発想が詰まった汁麺。
ベトナムを訪れる機会があれば、ぜひお試しを。
基本的にあっさりスープがベースなので、
飲んだ後の締めにもぴったりですよ。

おススメのお店はこちら　→　Tung Hung（ホーチミン市1区）
http://life.viet-jo.com/locations/hcm-1/4494


（photo by con bo bien）
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今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベ トナム株・経済情報」をよろしくお願いいたします。

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